名古屋のタクシー禁煙

2005年12月に東京地裁で、「タクシー業者は受動喫煙から運転手の健康を守る義務を負う」という判決。
2006年12月に名古屋タクシー協会が「名古屋市と周辺のタクシー8000台を、2007年5月1日から禁煙にする」と発表。
で、今日がその2007年5月1日。
たばこの臭いがすると、頭痛がしたりくしゃみが出たりするので、個人的には歓迎。

タクシー全面禁煙始まる＝政令指定都市で初−名古屋(時事通信)
　名古屋市と周辺１９市町村で運行するタクシー約８０００台が１日から全面禁煙となった。政令指定都市では初の試み。
　１００社余が加盟している名古屋タクシー協会が公共交通機関の禁煙化の流れや、「車内がたばこ臭い」といった乗客からの苦情を受け、３月に導入を決定した。
　名古屋市中区のサービス業の女性（２５）は「私自身が吸わないし、車の中でたばこを吸う人が結構いるので、においが気になっていた。良い制度だと思う」と歓迎の様子。
　東京都町田市から出張で名古屋に来た喫煙派の男性会社員（５０）は「そこまでして吸う必要はない。（乗っている間は）我慢すればよいと思う」と冷静に話した。　

[時事通信社：2007年05月01日 13時10分]

この記事のアンケートでは嫌煙家も愛煙家も歓迎、みたいな表現になっているけど、きっとヘビースモーカーの方には辛い動きなのでしょう。

日本はまだアメリカの一部州のように、「子供が家にいたり車内にいる時には全面禁煙(罰則あり)」といった状態にまではなっていないけれど、今回の地裁判決→タクシー禁煙化までの約1年半のように、ゆっくりとしたリードタイムで今後も禁煙化に流れていくのでしょう。