手打ちうどん かみや

昨日のざくろに引き続き日暮里まわりで。日暮里、根津の近くにあるうどん屋さん。レタスうどんなるものを出しているという事で、とりあえず入ってみた。まあ、ふつうのうどん屋さんです。

下町らしいお店とおやっさん。話好きなのか、喋りすぎ(笑) 「私はいちいち能書きは言わないです。」と初めに言ったのに、僕が食べ終わるまで超能書きを喋っていらっしゃいましたが・・・(笑)まあお客のいない時間に一人で行ったのが運の尽きです。
話過ぎではあるけど、内容には好感がもてた。味をよくしようと試行錯誤している姿勢や、、自分が味に満足するのではなくて、客が美味しそうに食べるか否かを基準にして味を改善している点。「スープが全て飲み干されなかったら、味がおかしいのかなと疑うようにしている。」とのこと。

出汁は関東では珍しく薄口。鰹節と昆布がベース。塩加減も丁度よくて、全部スープを飲むことができる。うどんとレタスを合わせたのは面白いね。ここに肉が入ってもいいかと思います。

うどんは一般的に「感動するほど美味い!」と言わせるのは難しい。今回も、頑張ってはいるのだろうけど、新鮮な驚きを以て美味しさに感動する水準には遠く及ばない。
レタスとうどんを合わせたアイデアについても、旧習に囚われず新しい味を開拓しようとする精神は評価できるけど、味自体が一般的な野菜うどんに比べて優れているとは言えない。むしろ、木耳とレタスと溶き卵だけに具を絞ることで、さっぱりさは強調されているが、一方でめりはりがなく、全体的に平坦な味に終始してしまっている。(だから肉を入れたらいいと思うんだけどね。)ただ、関東にあるうどん屋の中では出汁の香りが豊かで美味しかったので、その点はプラス。
肉うどんがメニューにあったけど、それは美味しいのかな。

5点中3.5点。

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