偽装肉まん fake nikuman

「段ボール肉まん」違法販売=劇物で加工し具と偽装−北京
7月12日7時0分配信 時事通信

 【北京12日時事】中国中央テレビ(電子版)は12日までに、北京市朝陽区の一部露店で、段ボールとひき肉を混ぜて具にした「偽装肉まん」が違法に販売されていたと報じた。販売業者は同テレビの取材に対し「段ボールと肉の割合は6対4で、コストを下げるために行っている。自分では食べない」と証言した。
 日本ではひき肉偽装事件が発覚したが、北京市当局は段ボールを使った偽装肉まんは極めて悪質なケースだとして、違法加工拠点に対する取り締まりを進めている。
 問題の肉まんは、使用済みの段ボールを劇物のカセイソーダに浸して黒っぽくした上で、粉々にしてひき肉と混ぜ、肉まんの具として約10分間煮込んで作られる。段ボールとひき肉が混ざった具は、外見上は本物と見分けが付かないという。
おいおい、、カセイソーダ入りは本気で勘弁して下さい。
しかも割合6対4って!! 段ボールの方が多いのか。
それってもはや偽装肉ではなくて、偽装段ボールでは。
「オイ! 新入り! この段ボール、よく見たら肉が混ざってるぞ!」なんて罵声が日本中の流通センターからいつ聞こえてきてもおかしくないね、これは。 (← 飛躍しすぎ。)


社会心理学では in group / out group biasという人の認知の仕組みが知られていて、
自分が所属しないグループは十把一絡(じっぱひとからげ)で画一的なものとして認知処理を行う傾向がある、というもの。
自分が所属しないグループすべてについて細分化された思考処理をするなんて、負荷が高すぎるからね。
外の人だけではなく、グループについてもそうだし、モノについてもそうなのだろう。

例えば日本でほうれん草がダイオキシンに汚染、みたいな話になると、
埼玉県が産地のほうれん草は、、みたいに細分化した地域での話だと認識するけど、
今回みたいに中国の、どこ省か知らないけど、偽装事件となると、
中国以外に住む人は、これを中国産地の加工食品全般の話だと捉えがち。

・・・ とはいえ、そんな認知の仕組みを知ったところで、
自分もしばらく中国の加工食品は敬遠しようと思ったりする訳だけれど。