てやん亭゛

てやんでい! というお店。 店名からいいつかみです。ごはんもちゃんと美味しいしね。表参道から10分ほど歩いたところ。

豚の角煮、うなぎ厚焼き玉子が印象に残ってる。自分も含め、みんな美味しい美味しいと言って食べていたので、確かに美味しかったのだと思う。談笑に夢中になっていたので実は味の詳細の記憶は曖昧。

お店の人の感じもなかなかよかった 人によっては客の会話に対してでしゃばりすぎだと思う人もいるかもしれないけど、何よりも彼らが楽しんで働いている感じが伝わってきたのがよかった。いい感じで接してくれるレストランはいくらでもあると思うのだけど、ここは<内発的いい感じ>。対価を求めないいい感じとでも言ったらいいのか。一方経済インセンティブによってもたらされる<外発的いい感じ>もある。マクドナルドのスマイルとか(ちょっとステレオタイプで見すぎかな)。以前エントリで書いたみなとみらいにあるPesce D'oro Trattoria http://www.katoeru.com/2006/12/pesce_doro_trattoria.html は、感じはよいけれども、<外発的いい感じ>だ。<内発的いい感じ>は、その人がその場にいることを楽しんでいる時に初めて発現するのだと思う。

こういう具合に自分も<内発的いい感じ>で人に接することができるようにできているかな。と思わず自問。できてる時も、できてない時もあると覆うけど、まずは自分が楽しめるような環境づくりから始めることで、<内発的いい感じ>をよりコンスタントに実現できるようになるのだろう。
表面を人工的にマスキングすれば、楽しんでいる振る舞いをすることはできるけど、そんな時間を積み重ねても人生を豊かにすることはできないし、きっと自分の場合は長続きしないだろう。やはり内発的な楽しみが込み上げてくるようなセットアップをまず作る事、次に、その楽しみによって周りの人にも内発的な楽しさをインフルエンスする経験と、楽しむ好循環を作る事が大事だ。

ちなみに、これはこのお店を紹介してくれた人の配慮ポイントでもあったのだけど、表参道駅から、原宿駅とは反対方向に歩いていく道には南青山スクウェアがあったり、おしゃれなレストランがあったりして、歩いていてとても気持ちがよい。そんな道を通っていけるレストランロケーションもいいし、そんな配慮ができる人だからこそこのレストランを捜し当ててくれたのだね、などとも感じる。

お店の品格は、単一のパラメタでは決定されない。レストランで働く人がいて、味があり、接客サービスがあり、エクステリア・インテリアがあり、立地やレストランに続く町並みがあり、捜し当てて贔屓にしてくれる客があり、そしてそこに生まれる場の全体が「お店」となる。物やサービスを作り出す人、それをプレゼンテーションする人、それを受ける人、それぞれが相乗効果を作り出す事で、すばらしいお店ができるという訳だ

03 3407 8127

渋谷にも姉妹店がある
03 3462 6411

喫煙