東山魁夷展
東山魁夷(Kaii Higashiyama, 1908-1999)展に先日行ってきました@兵庫県立美術館。
美術館の建物自体、素晴しい秀作。安藤忠雄事建築研究所が設計とのこと。
入館料学生なら¥900なのに、社会人は¥1,400とは。。とほほ。
・対象の予算制約別の価格設定# Point of viewがたったこれだけとは少な過ぎるのかな。
・社会的に学生期間の延長に対してincentivesを与える
・previous世代からfollowing世代への一般交換の一形態
・中年世代にとってケアが美徳(developmental psychology)
・社会的な美徳への便乗による宣伝効果
・学生の美術館訪問を推奨する宣伝 → 団体客を引き入れる
・長期的な優良顧客を作るための、若い世代にターゲットを絞った投資
・合理的な決定ではなくbounded rationality, heuristicにドライブされた決定
・take money from those who can afford it. (Equalizm)
・受け入れられる可能性の高い対象を選んでより多く収奪(ゲーム理論)
いかん。閑話休題
東山魁夷は横浜の美術館で展示を行っていたころに
生憎と見逃してしまったので、今回はぬかりなく。
生後、日本で過ごしヨーロッパに旅する前は
モノトーンの色使いが多い。
赤一色とか、青一色とか。
魁夷は造形美的には何ら面白くなくても、
何気ないところに潜む日本的な美しさを描きたかったと語っている。
確かに観る人が観れば渡欧前の魁夷の作品も幽玄さを湛えているのだろう。
でも少なくとも僕にとっては帰国後の作品のほうが圧倒的に面白い。
ヨーロッパに行く前は色が単調だったが、
帰国後は一つの絵の中に置く色調の幅がぐっと深く拡がったように見えました。
"緑響く"と"白馬の森"は今回は展示されていませんでした。
残念。
緑響く
白馬の森
次に機会がある時は必ず観に行くつもり。
東山魁夷 | |
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