角川がYoutubeと提携

カドカワグループホールディングスがYoutubeと提携。カドカワに登録されているキャラクターを使用したUGC(user generated contents)を認める & 広告を挿入。広告料を接収ということ。

なかなか画期的。こういった動きを歓迎したい。今までの著作権の法律構成やその行使形態は、中間管理団体の既得権益を肥大化させるだけで、コンテンツの発展や、Userへの利益に全く繋がっていないものだった。カドカワがこういった動きをする背景には電子媒体の台頭に対する認識があって、そこが収入源になりそうだから! & 本業にもシナジーがあるだろうし! という経済インセンティブがあるのだろうね。彼らが成功して、他の団体がカドカワに続くようになれば、少しずつではあるが著作権法の運用も変わっていくかも。

著作権関連では、エスタブリッシュ側のど真ん中にいる出版社がこのような冒険的な企画を行うのはとても意外だった。明らかに制度疲労を起こしているにも拘らず既得権益側の工作によって変わらぬままでいる著作権ビジネスをめぐる構図が、少しでもUserやCreatorの利益になる方向に変わるよう、祈って止まない。

Kadokawa holdings & Google (Yoube) agreed to authorize user generated contents on Kadokawa's intellectual property.

As far as I know, this is the first attempt f publisher to publically authorize user generated contents, which used to have been seen as copyright violation. Although I assume Kadokawa simply is trying to create new source of revenue based on the understanding of e-media rising, I appreciate their attempt as it might give it a change to copyright business in Japan. Copyright law system in Japan was created in the past and does not take cyber media into consideration, where copying data is drastically easy vs paper media. Copyright control organization became pressure group to simply keep their privilege, preventing the law from changing to fit cyber media nowadays.
hope this attempt by Kadokawa will get great success.

角川グループホールディングスは25日、「YouTube」における新規事業を開始すると発表した。角川グループの公式ページをYouTubeに開設するほか、クリエイター発掘のためのキャンペーンも共同で展開する。また、動画識別技術や広告配信を活用したメディア・広告事業も行なう。

 角川グループでは2007年から、角川デジックスを中心に、Googleの動画識別技術の実証実験に参加してきたが、一定の成果を得たとして、YouTubeにおける新規事業を開始することにしたという。

 角川グループホールディングスでは、「YouTubeを有益なWeb 2.0CGMと位置づけ、違法動画の排除を一方的に行なうのではなく、現在の優れた技術をもって著作権に配慮しながら連携。新たなクリエイターの創出や日本の知財を育てていく場とすることに寄与していきたい」とコメントしている。