天使にラブ・ソングを・・・ (1992/米) Sister Act

製作総指揮 スコット・ルーディン
製作 テリー・シュワルツ
監督 エミール・アルドリーノ
脚本 ジョゼフ・ハワード
撮影 アダム・グリーンバーグ
美術 ジャクソン・デ・ゴビア
音楽 マーク・シェイマン
衣装 モリー・マギニス
出演 ウーピー・ゴールドバーグ / マギー・スミス / ハーヴェイ・カイテル / キャシー・ナジミー / ウェンディ・マッケナ / メアリー・ウイックス / ビル・ナン

すばらしい。文句ナシですよ、これは。
gospelってサイコーだYo! (← ちょっとちがう。)

編曲、ストーリーとのミックスによる歌の盛り上げ、カメラワーク、
そして何よりWhoopi Goldbergを中心とした出演陣の歌唱力。
ステージがある度に感涙。

***********以下ネタバレ注意************

ストーリー自体もGood。
一番目立ったのは 主人公=進歩・革新、修道長=保守・伝統の対立軸。
でも最後にはお互い分かり合うのが素敵。最後に主人公が助けられたのは、修道長の力あってこそだったからね。

分かり合ったのは修道長が立派だったからだけではなく、主人公自身の変化もあったのかな。
悪役の手下につかまっても、憎しみでなく愛を以て接していたし。

ゴモラと見紛うばかりの敗退を極めるラスベガスで、
自分を殺そうとしたヒールに主人公が与えた"Bless you."の一言はすばらしかったよ。

あと、修道長も偉いよね。
伝統を重んじて、自分が正しいと信じる道を守り続ける一方、
デロリスのやり方にも正しさがあると認められるところや、デロリスの危機に際して、祈るだけでなく実際にシスターを組織して彼女を救う行動力とか。


天使にラブ・ソングを…
天使にラブ・ソングを…ウーピー・ゴールドバーグ エミール・アルドリーノ マギー・スミス

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005-12-07
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star元気が湧いてきました(^^♪
star「♪天と地に響けよ この賛美の声」(『Hail Holly Queen』より抜粋)

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あらすじ。簡単に。

ラスベガスでさえない歌手をしている主人公のデロリス。
ラスベガスではデロリスの歌は売れない。
彼女はギャングのボスの殺人現場を目撃し、追われる立場になる。
ギャングのボスを逮捕しようとするサウザー警部補は、命を狙われるデロリスを修道院に隠す。

デロリスは修道院生活への適応に困難を感じるが、
聖歌隊に音楽を教えることに彼女の道を見いだす。
彼女が教える音楽は、人々の胸を打ち、寄付が少なく経営難に陥っている協会を助ける。
ベガスでは受け入れられなかった音楽が、ここでは人々に喜びを与える。
しかし、「進歩的すぎる」デロリスの歌に、修道長は難色を示し、対立する。

デロリスの歌が人々を集め、とうとうローマ教皇までもが立ち寄ることになる。
道長は自分のやり方が場違いだと考え、辞職しようと考えるが、
デロリスがギャングに発見され、誘拐されると知るやいなや、彼女を救うために立ち上がる。

デロリスは、あわや悪役に殺されかけるが、それでもまるで本物のシスターのように慈愛をもち、ギャングに接し、危機を逃れる。なおも迫りくる追手を、駆けつけた修道長とシスター達が攪乱し、サウザー警部補がギャングを無事逮捕する。

ローマ教皇を迎えた礼拝でデロリス指揮する聖歌隊は大成功を納める。
エンディングロールではPeople、NewsWeek、National Enquirerといった雑誌が大々的に彼女のことを取り上げている記事が取り上げられる、とまあ、そんな話です。