意識 不安の解消

意識とはなんぞや.
様々な定義があると思いますが,「当該主体が持っている感情で,かつその主体が知覚している領域」とでもしましょうか.
こう明示してみると,自分の今の様々な感情をどうハンドルするか,という問いに対する答えもある程度明確になる.

例えばですね,「最近不安でしかたないんですぅ」という状況だったとしましょう.
不安という意識は,先程の定義に当てはめると「自分が持っている不安の感情で,かつ自分が知覚している領域」となりますね.

不安を解消したい時,心理学や行動科学,哲学などから様々な答えがあるとおもうけど,ここでの定義にあわせると,
不安を解消する為には
1 「根本から,自分が持っている不安の感情をなくす」
かつ/または
2 「当該不安領域を知覚しないようにすればいい」という解決が考えられる.

1って普通にある答えだけど,2って結構新しくない? (そんなわけないか)
根本的に不安は除去できないこともあるけど,今知覚している不安は除去できる.
他のことをワーキングメモリに入れてしまえば,人間のワーキングメモリ容量には限界があるので,今感じている不安はなくなる.

例えば将来どうなるか不安だ,病気にならないか不安だ,いつかは死ぬのが怖いとか.
それら感情がワーキングメモリを占める時に初めて,それが意識化されるんだから,
それらを締め出すような活動をすればよい.

そういった活動には,
1 不安の根本要因に対処するもの
2 不安の根本要因に対処しないもの
の2種類がある.
例えば将来のことで不安な場合,
具体的な将来不安を紙に落としてみるとか,対処の為に先輩の意見を聞くとかは1だよね.
一方,小説を読むとか,スポーツしてリフレッシュするとかは2.

どっちでもいいと思います.場合によっては2しか採り得ないこともあるし.例えば「死ぬのが怖い」という不安には2しか採り得ないよね.
でも何より大切なのは,自分のワーキングメモリからそれらの感情を押し出せる活動をすることでしょう.

なるほど.分かってきた.
これを書き始めたのは,今もってるProposalが社内で通るか不安だったから,なんだけどさ,
不安だったら
1 根回しを強化したり,もう一度見直したり,過去の例や,他ブランドの例と比較したりしてProposalの精度を向上させる活動をすればいい.
かつ/または
2 気分転換の活動をする.ひとまずこの事は忘れて他の仕事をさっさとやってしまう.

・・・ はい.1します.
根本原因にも対処できるし,精度を上げる活動をしている時には不安を感じないしね.一石二鳥.

考えてよかったね.これ.
一般的に不安な時は,根本原因を取り除く活動をしたり,当該不安感情をワーキングメモリから締め出せる活動をすればいいんだよね.
いずれにせよ不安な時は,具体的に動いてみましょう,ってことだね.勉強になったよ.
それでは.