牛丼とハンバーガー メモ

牛丼チェーン店は苦戦中、ハンバーガー系ファーストフード店はあまり苦戦していないように見える。
一体どういうことか。メモ。

◆牛丼チェーン店
吉野屋D&C http://www.yoshinoya-dc.com/ir/index.html
売上: 700億円
経常: 70億円 (約10%)

客足は15%減。
牛肉のうち、米国産が99%

ファストフード業界は、BSEによる米国産牛肉の禁輸措置を受け、鶏肉を使った代替商品を投入し始めた矢先で、情報収集や今後の対策に追われた。
今月中旬から「焼鶏丼」を発売する吉野家ディー・アンド・シー(東京都新宿区)は、「鶏肉は中国とタイから輸入しており問題ない」(企画室)として、予定通り販売を始める。牛丼店「すき家」で「とりそぼろ丼」を販売するゼンショー (港区)は、「直ちに困ることはないが、仕入れ先が休みのため、休み明けから詳細な対策を検討する」
毎日新聞 1月13日

ハンバーガー系のファーストフード店
日本マクドナルド http://www.mcd-holdings.co.jp/ir/index.html
売上: 3,200億円
経常: 20億円 (約0.6%)

米では既存店売上高が前年比12.2%増。
牛肉は豪州産
マックフライポテト、ハッシュポテト、および一部のチキンマックナゲットに米国産牛由来原材料を使用
(輸入禁止中)

牛丼各社の苦闘の一方で、ハンバーガー業界では、ロッテリア(東京都新宿区、約640店)が9日、肉を使わない「北海道のじゃがバタバーガー」(190円)を売り出した。
当初は28日発売の予定だった。同社のビーフパティは豪州産だが、ビーフ系バーガーの売り上げ減少を懸念し、13日発売に前倒し。とこ ろが、バーガーの売り上げは逆に伸び、さらに発売を4日早めたところ、初日は客の3割が新商品を注文したという。同社は「社運が来た実感がある」と新メニューに期待をかける。
毎日新聞 1月10日

無料引換券1000万枚を提供 マック、牛肉離れ防止狙い
日本マクドナルドは13日、対象商品の購入者に対し、ハンバーガーとの無料引換券を計1000万枚提供する キャンペーン「マック・ハンバーガーDay」を18日に実施する、と発表した。
米国での牛海綿状脳症(BSE)の影響による消費者の「牛肉離れ」を防ぐのが狙いで、「ハンバーガーの安心で きるおいしさを再認識してもらいたい」(同社)としている。
18日に全国の店舗(一部を除く)でハンバーガー類やホットケーキなどの対象商品を購入すると、1個につき無 料引換券1枚を提供。購入者は19日から25日までの間、普通のハンバーガー(80円)と交換できる。
同社のハンバーガー類はオーストラリア産牛肉を使用しており、今のところ売り上げへのマイナス影響は小さいと いう。
共同通信 1月13日
McDonald's Corp. (MCD.N: Quote, Profile, Research) said on Thursday that sales at its U.S. stores open more than a year rose 12.2 percent in December, as hamburger lovers appeared unfazed by news of the first U.S. case of mad cow disease.

The U.S. monthly same-store sales increase was the ninth in a row for McDonald's, and its second-highest in 2003. Sales also rose in Europe and Asia, its two other major markets, as the company expanded its menu offerings and rolled out a global advertising campaign.
Reuters 1月15日