怒る人 02

怒りの定義
怒りの解決と信頼の増加
怒りを表出することの意義
などなど、色んなコメントがでているね。

定義について言えば、
怒りとは、
ある対象の挙動や状態が自分の思い通りにならない事、
つまり願望の充足が妨害された時に出てくる否定的な反応で、
普通は対象物や、妨害してる人・ものに対する攻撃を伴うものだと思います。

願望の充足が妨害された時に、
それを受け入れながら発する否定的感情が悲しみだとすれば、
受け入れないで発する否定的感情が怒りっぽいのかな。

ここでの攻撃は
1 相手への否定的刺激を予期している行動で、かつ
2 それを避ける事が出来るのに、故意にその刺激を与える行動の総称でしょうか。

今回は怒りを表出させるという事で、
どちらかといえば攻撃の定義に近い話をしていると思う。
で、その背景が怒りにある場合の攻撃、と。

となると、キレルももちろん含まれるし、
不愉快をあらわにする事も一種の怒りに起因する攻撃っぽいね。

こういった攻撃をあらわにしたほうが良いか・悪いかは、
その攻撃の内容や攻撃の仕方や相手との関係の構造とかが関わってくるように思う。
例えば、自分が悪くて怒ってもなんにも解決しないのに
キレても多分全体的に見てマイナスだよね。
でも、友達が何かひどい事をしていて、
それがひどい事だと気付かせて関係を良いものに改善したい場合には、
自分の怒りの感情を素直に表出するのが良いかもしれない。
でも、その後にフォローする準備をしておかないと
相手も激情した場合に収拾がつかなくなってしまう。
難しものです。


怒ってたことが解決されて
友情がぐーっと深まる経験は僕も経験した事があるよ。
解決するたびに今までより仲良くなる感じがするんだよね。
どうしてだろうか。
masuraiが言った通り、信頼関係が確認されるからなのかな。
仲直りする時の緊張と緩和、というテンションの変化も
仲直りをドラマチックなほどに素晴しい者と認識させる効果がありそう。
人間って不思議だねー。 ^-^